金属復元技術
金属復元技術とは
電気めっきを応用した、部分電着肉盛法です。
めっき槽を使用しないため、現場で施工でき、部分的な補修に適しています。
主要機材は、①電源装置(約15㎏)、②電極(母材に合ったサイズ)のみなので、可搬性に優れています。
金属復元技術 原理説明図
金属復元技術 原理説明図
被膜特性
- めっきを積層させるためアモルファス構造となり、緻密で硬く、耐食性に優れています。
- 密着力は非常に優れており、槽めっきと同等、ステンレス鋼やクロムにも施工可能です。
他の補修技術との比較
項目 | 施工法 | |||
---|---|---|---|---|
金属復元 | 溶接 | 溶射 | 槽めっき | |
厚みコントロール | ◎ | × | × | ○ |
密着性 | ◎ | ◎ | ○ | △ |
熱歪み | ○ | × | △ | ○ |
熱亀裂 | ○ | × | △ | ○ |
肉盛速度 | ○ | ◎ | ◎ | × |
密度(気孔率) | ◎ | ○ | △ | ○ |
可搬性 | ○ | ○ | △ | × |
金属復元 事例
変電所設備の補修
断路器の導電部は開閉の繰り返しにより、銀めっきの剥離が発生した物を補修
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